乳がんは、自分で見つけることができるがんです。
是非、ご自分で調べてみましょう。
そして、「ちょっとおかしいかな?」と思ったら、すぐに専門医を受診しましょう。

自己検診の時期
  生理のある人・・・生理開始後7日目頃
  生理のない人・・・毎月、日にちを決めて行う

 乳がん自己検診の方法

1.両手を下げたまま鏡に乳房を写します。
  自分の乳房、乳頭の形をよく覚えておきます。

2.両手を上げて、正面・側面・斜めを映して、次のことを調べます。
   ・乳房のどこかに「くぼみ」や「ひきつれ」はありませんか?
   ・乳頭がへこんだり、湿疹のようなただれは出来ていませんか?

3.仰向けに寝ます。(左乳房の調べ方)
   左肩の下に薄い枕を敷きます。
   乳房がたれず胸の上に均等に広がるようにします。

4.まず、左腕を頭の後方に上げます。
   右手の指の腹でまんべんなく静かに圧迫して、丁寧に触れます。

5.次に左腕を自然に下げ、4と同じように右手の腹でまんべんなく
   静かに圧迫して、丁寧に触れます。
   最後に腋の下に手を入れて、しこりがあるか触れてみましょう。
      
 *また、座った状態でも、仰向けに寝た時と同様に調べましょう。
        *乳房を指先でつまんで調べると、異常がなくてもしこりのように感じます

        
 必ず「指の腹」で調べましょう!

6.左乳房が終わったら、同じ要領で右の乳房も調べましょう。

7.左右の乳頭を軽くつまみ、乳を絞り出すようにして、
   赤い分泌物が出ないかを調べましょう。

    
             

診療実積と学会活動
診療実積と学会活動

   多くの女性の皆さんは、「乳がん検診」という言葉はご存知だと思います。
しかし、実際に検診を受けたことがある方は、あまり多くはないかもしれませんね。
そこで、乳がん検診についてポイントをご紹介します。


乳がん早期発見のためのポイント!

○ 自己検診は毎月行いましょう

          乳がんの50%は自己検診で分かります。
          急に大きくなる乳がんもあります。

○ 早期発見のためには毎年の検診が理想です。      

      
市町村の乳がん検診は2年に1回ですが、
        乳がん早期発見のためには毎年の検診をお勧めします。

○ 検査はマンモグラフィーと超音波の両方を!

     
マンモグラフィーだけでは診断できない乳がんも多数あります。

     
 マンモグラフィー検診の乳がん診断率
              40歳代 約70%  50歳代 約80% 60歳以上 約90%